院内感染管理の解説
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院内感染管理
院内感染管理
仁優会は、患者さん・医療従事者にとって安心・安全な医療施設となるべく医療安全対策委員会を設置し、院内感染・医療事故を防ぐことを心がけております。
また、日々の診察の中で患者さんからご助言いただいたことを反省・改善すべく、年に6回 医療安全対策委員会を開催し、ご満足いただける総合歯科医院を目指しております。
医療法人社団仁優会
理事長 竹下 賢仁
院内感染とは
病院内で細菌やウイルスなどの病原体に曝露(接すること)して感染することです。
潜伏期間が病原体により異なりますが、Centers for Disease Control and Prevention(CDC、米国疾病対策センター)では入院して3日目 (48時間以上)以降に発病すれば、院内感染とみなすとされているようです。
実際には、同時期に入院していた複数の方が同じ型のMRSAに感染、発症してしまった、などがあてはまります。
では歯科医院ではどうでしょうか
通常の外来診療が主となりますので、手術などで抵抗力の低下した易感染者のMRSAなどの細菌感染というよりは、血液や唾液に含まれるウイルスなどがターゲットとなるでしょう。
ウイルスは通常の消毒では死滅しないことから、器具の滅菌処理が必要になります。通常、滅菌処理ではオートクレーブが用いられます。
当院ではGETTINGEのオートクレーブを採用しております。また滅菌処理前には十分な洗浄を行わないと十分な滅菌効果現れない場合もありますので、 GETTINGEの洗浄器の導入もしております。

理由が何であろうとも、医療施設の中で、患者さんもしくは医療従事者に起きる感染及び感染症は全て院内感染です。
平成17年2月に発行された厚生労働省による(医療施設における院内感染の防止について)では、院内感染を以下のように定義しています。
- 医療施設において患者が原疾患とは別に新たに罹患した感染症
- 医療従事者などが医療施設内において感染した感染症

これに補足して(院内感染は、人から人への直接、または医療器具等を媒介して発生する。特に免疫力の低下した患者、未熟児、老人などの易感染患者は、通常の病原微生物のみならず、感染力の弱い微生物によっても、院内感染を起こす可能性がある)と書かれています。
このように、院内感染は様々な原因によって引き起こされ、歯科医療現場でも十分その可能性があると考えます。
たけした歯科サクセスインプラントセンターでは、インプラント治療をはじめ、多くの外科処置を施しております。
院内感染を十分意識し、洗浄・滅菌システムの最高峰である、getinge社の洗浄器・滅菌器を導入し、患者さん・医療従事者に対し、安全・安心を提供しております。
また、当院では医療安全対策委員会を開催し、定期的にスタッフへの指導を行い、知識および意識の向上に努めております。
医療法人社団仁優会
医療安全対策委員長 船木 勝介